小学校受験にふさわしい服装:学校訪問
多くの私立小学校や国立小学校では、初夏にあたる5月~7月にかけて、小学校受験準備の一環として、学校訪問や説明会が行われ、秋頃には願書配布や出願、10月~11月に面接や選考が行われるのが一般的です。
地域によっては8月頃から順次選考が始まる学校もあるため、小学校を受験する際の服装は、受験年度の春から準備を始める方が多くみられます。
約一年に渡る受験期間ですので、季節に合わせた服装が必要となり、受験する小学校によっては夏服と冬服の両方が必要です。多くの方はまず夏服の用意から始められます。
説明会や体験入学などの【学校訪問】で着用する服と受験当日着用する服を、別に用意するご家庭もあります。もちろん同じ服装でも問題ありませんが、この時期の子供は大変成長が早く、春先に用意した服装が秋口にはサイズアウトしていた、という話を度々耳にします。
それでは実際に、小学校受験や説明会に行く服装として、どんな服を選ぶと良いのでしょう。
【学校訪問】の際に選びたい服装をご紹介します。
お子様の雰囲気はもちろんのこと、ご家庭の考え方が学校の教育方針と一致しているかという点も選考の要素となります。受験する小学校の校風にあった服装を選ぶことが大切です。
オンラインで購入する場合には、3〜4週間前には手元に届く様に手配し、必ず試着し、前週までには最良のものを揃えるようにしましょう。
服装を選ぶポイントとしては、
・清楚感
・知的な印象
・上品さ
が挙げられます。
- 学校訪問時の定番スタイル
受験を検討している小学校を訪問する際、望ましい服装をご紹介します。
<女の子のスタイル>
ワンピース
小学生らしい初々しさと清楚感、知的な印象、上品さの全てを兼ね備えるワンピースがおすすめです。
丈は膝が隠れる程度が目安です。
スカート部分のシルエットによって印象が変わります。ボックスプリーツだとスッキリした印象、ギャザーのスカートであれば柔らかい印象になります。
半袖ワンピースを選ぶ場合、白襟のバイカラーデザインのものなら1枚でさらっと着用してもきちんとした印象になります。冷房で肌寒く感じた時にサッと羽織れる綿のカーディガンも活躍しますので、1着持っていても良いでしょう。
カーディガンも女の子であれば丸首のものが可愛らしい印象を与えます。
ブラウスとジャンパースカートの組み合わせ
小学校受験の際、女の子のブラウスは白の丸襟が定番です。
襟の形によって印象が変わるため、お子様の顔だちや雰囲気に似合うデザインを選ぶと良いでしょう。
スカート丈は膝が隠れる程度に。椅子に座った時も上品に見えます。
スカートの中には必ずオーバーパンツの着用を忘れないようにしましょう。
<男の子のスタイル>
小学校受験本番の様に、ジャケット着用のかっちりとした服装まではいかないものの、きちんとした印象を与えるシャツにベスト、半ズボンというスタイルが一般的です。
男の子の場合、角襟のシャツがおすすめです。
シャツは1番上のボタンまで留めます。きつくてボタンを外してしまわないように、首回りのサイズは必ず確認しましょう。
・長袖または半袖シャツ+半ズボン
半ズボン
丈は膝が隠れる程度を目安にします。ウエストはアジャスター付きのものだと、購入時から体型が多少変化しても安心です。
志望小学校が変わったり、見学できる行事が追加されたりと、予定していたスケジュール通りにいかないこともあります。
購入時から実際の学校訪問までに体型が大きく変わることもありますので、定期的に着用し、常に適切なサイズで着用できる様に調整しておきましょう。
- 適した素材と色
<素材>
近年では9、10月でも暑い日が多いので、学校訪問の際は、暑い日でも快適に着用できるよう、男女共に汗を吸収しやすい綿素材の洋服がおすすめです。
ポリエステルやウール素材は汗をかいた時にチクチクしたり、肌に合わない場合があるので避けた方がよいでしょう。
また、当日のお天気は直前まで予測できません。どんな天候にも対応できる様に準備しておきましょう。
<色>
一般的にはきちんとした印象の紺色が主流です。これらの服装は、模擬試験や通塾用にも併用できますので、色違いで何着か用意するのも良いでしょう。
学校の特色に合わせ、顔が明るく映えて見えるグレー×白の服装を選ぶご家庭もあります。
着用している服の色によって与える印象が大きく変わりますので、顔映りや受験する小学校の雰囲気に合わせて選びましょう。